
ひどい生理痛に要注意!生理痛の47%の女性に隠れ子宮内膜症の可能性!?
毎月の生理、人によっては腰が重く痛かったり、体がだるかったりしますね。
下腹部から骨盤にかけての多少の痛みや腰痛は誰でもあるのですが、その症状がひどい場合は子宮内膜症の可能性があるかもしれません。
今日は子宮内膜症の正しい知識をつけて少しでも可能性があると思ったら、早めに病院で診察を受けましょう。
子宮内膜症だと生理痛がひどくなる!
「生理がひどい」状態の事を医学用語では月経困難症と呼びます。
この月経困難症とはどの程度のひどさなのでしょうか。
2004年の実態調査では、16歳から50歳未満の女性約2,000人のうち、生理痛がひどくて仕事に行けない、もしくは痛み止めを飲めばなんとか仕事に行く事はできると回答した女性は約580人(29%)いました。
そのうち25歳未満の若い女性だけ見てみると、実に約43%がこのようなひどい生理痛を訴えていました。
この結果からも女性の多く、特に若い女性ほどひどい生理痛があることがわかります。さらにそれが単なる生理痛ではなく、子宮内膜症が原因の痛みも少なからずあると思われます。
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思春期女子の生理痛も子宮内膜症が隠れているかも!
生理が始まったばかりの思春期女子の場合は、生理に対する不安や緊張などの心理的な原因から生理痛を訴える事が多いのですが、その理由ばかりとは限りません。
従来、10代女性には子宮内膜症はそこまで発生しないと考えられていましたが、2005年のある調査結果で、思春期女子の子宮内膜症の発現頻度が予想以上に高い事がわかりました。
ひどい生理痛(特に骨盤の痛み)を訴えた思春期女子を詳しく調べたところ、47%の女子に子宮内膜症があったという結果には驚きます。
また他の調査でも、骨盤の痛みを訴える思春期女子の19%〜73%に子宮内膜症があったという多くの報告があります。
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ひどい生理痛は放置せず婦人科受診を!
問題となる月経困難症の痛みは主に下腹部(骨盤部)に発生し、腰や太ももに広がる事もあります。
締め付けるようなひどい痛みが周期的に起こります。重いじわ〜っとした鈍い痛みが持続する事もあります。
生理の1〜3日前から始まる場合もあり、発生して24時間後に最もひどくなり、2〜3日で収まる事が多いようです。
痛みにともない、頭痛や吐気、下痢などの症状がみられます。このような月経困難症の状態が毎月の生理時に起こるのであれば、放置せず婦人科で診察を受ける事をお勧めします。
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最後に
月経困難症の約4分の3は原因不明と言われていますが、残りの4分の1に子宮内膜症やその他の病気が隠れているかもしれません。
生理のときはこれぐらいの痛みは当たり前と我慢せず、10代であっても婦人科に受診し調べてもらい、もし子宮内膜症と診断されれば適切な治療を早めに開始する事が重要です。
こちらに自宅で子宮内膜症の治療ができる方法もあります。
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