
大人にもうつる溶連菌!仕事はどうするべき?
子供に多く発症する溶連菌感染症ですが、大人でもうつることがあります。
風邪と良く似た症状で、季節の変わり目などの体調を崩しやすい時期に流行する傾向があります。
めずらしい病気ではないので、自分でも気づかないうちに感染していることもあるかもしれませんね。
ではもし感染したら、仕事を休むべきなのでしょうか。どんな症状なのか詳しく見ていきましょう。
溶連菌感染症の症状
喉の痛み、発熱、嘔吐、頭痛、咳など、まさに風邪と似ています。症状のあらわれ方も子供に比べて軽度なので、溶連菌とは気づきにくいのでしょう。
ただし、そのまま放っておくと合併症を起こす危険性があります。主な合併症は、中耳炎、副鼻腔炎、肺炎、腎炎、リウマチ熱などがあり、心臓や腎臓に後遺症を残すこともあります。
溶連菌感染症は、深刻な症状を引き起こす危険性もありますので、検査・投薬などを行い、安静にしていることが必要です。また、再発することも考えられますので、しっかりと治すようにしましょう。
溶連菌感染症になったら仕事を休むべき?
溶連菌感染症は人にうつる病気ですので、できれば仕事を休んで完治させましょう。とはいえ、現代人は簡単に仕事を休むことができませんので、人と会う時にはうつさないように配慮する必要があります。
溶連菌感染症は、咳やくしゃみなどによる飛沫感染と経口感染でうつりますので、マスクをするのが最低限のマナーです。本人はただの風邪だと思っている可能性もありますが、それでもマスクは必要ですよね。
周りの人のためにも、自分のためにも、溶連菌感染症になったら、仕事を休んで完治させるのが最善の対処法と言えます。
溶連菌感染症を治すには
溶連菌感染症を治すには、まず病院で検査をすることです。感染がわかったら、抗生物質を処方されますので、それを医師の指示通りに飲み続けます。自宅では栄養のある食事を心がけ、消化の良い食べ物を選ぶと良いです。
また安静にすることが大切ですので、睡眠をしっかりとり、免疫力を向上させることです。
免疫力をあげるには、体温を上げることが必要です。お風呂にゆっくりと浸かり、湯冷めしないように暖かくしてベッドに入りましょう。温かい飲み物を飲むと、体温の上昇と安眠効果が得られますので一石二鳥です。
症状が回復した後も、人にうつる可能性がありますので、回復後2週間くらいは抗生物質を飲み続ける必要があります。自己判断で中断せずに、飲み切るようにしましょう。
そして2~3週間後にもう一度受診して、検査で問題がなければ完治です。
まとめ
溶連菌感染症は大人でも発症する可能性があり、合併症を引き起こすと最悪の場合、命の危険さえある病気です。
油断せずにしっかりと治療し、休養をとるためにも仕事をなるべく休むようにしましょう。
人にうつしてしまうと、その人にも迷惑をかけることになりますので、自分のためだけでなく、周りの人のためにも早めに病院を受診することをおすすめします。