
膝を伸ばすと痛い時の原因と治療方法とは
膝は人間が動くときに必ず使う部位です。そこに不調が起きると、様々な動作や行動が制限されてしまいます。
膝の痛みにも色々な種類がありますが、膝を伸ばすと痛い時の原因と治療方法をご紹介しましょう。
膝を伸ばすと痛い時に疑われる病気
膝を伸ばした時に痛いのであれば、鵞足炎の可能性が高いでしょう。
太ももの裏側の腱が集中している部分が痛むのですが、ここがガチョウの足に似ているので、この名前がつけられました。
膝を伸ばした時やハムストリング(太ももの裏の筋肉)のストレッチをした時に痛みが生じます。
ダッシュや急激な方向転換などの激しいスポーツをする人に起こりやすい膝痛です。
膝を伸ばすと痛い時の原因
膝の痛みの原因は、骨、半月板、筋肉、靭帯が関わっています。その中でも膝を伸ばした時に、膝の裏が痛いというのは、筋肉が原因であることが多いでしょう。
膝の裏には、ふくらはぎの筋肉である腓腹筋(ひふくきん)、膝を曲げ伸ばしする時に必要な膝窩筋(しつかきん)、ももの裏にあるハムストリング筋群などがあります。
これらが加齢により骨がもろくなり、筋力が低下することが原因で痛みが生じ始めます。また左右偏った重心のかけ方をしていると、片方への負担が大きくなり、痛みが生じます。
そうすると柔軟性がなくなり、筋肉が固くなってしまうのです。そうすることで更に痛みが生じるようになります。
膝を伸ばすと痛い時の治療方法
膝を伸ばすと痛い時は、ストレッチをすることをおすすめします。膝を伸ばすと痛いのですから、ストレッチをするのは痛みを伴うことでしょう。
しかし正しいストレッチであれば、改善できます。専門家の指導の元に行いましょう。そもそも筋肉が固くなることが原因で痛みが生じるのですから、ストレッチでほぐすことは有効なのです。
膝の痛みで病院を受診した場合、はっきりとした原因や治療法がわからなかった場合、整体などに行くと改善することができます。
重心のかけ方や骨盤の上に体重がきちんと乗っていないことも考えられますので、それらを改善してくれます。
歩き方や立ち方には癖がありますので、なるべくまっすぐ均等な重心で立つように心がけましょう。
あまりおすすめはできませんが、痛み止めを処方してもらったり、注射を打つという治療方法もあります。
痛みは簡単に解消できますが、頻繁に服用するうちに効果が薄れることも考えられますし、一時的な改善にしかなりません。
根本原因を取り除くような治療方法でないと意味がないのです。
最後に
膝を曲げたり伸ばしたりという動作は、日頃から毎日のように行っていることです。
この動作をすることで痛みが生じるというのは、とても厄介なことです。
改善するためには、いくつかの方法がありますが、早めに改善することが重要です。
また膝に負担がかかるような行動は、あまりしないようにすることも大切です。
体重が重いようであれば、減量することも必要になりますし、激しい運動を控えることも必要です。