無呼吸症候群を自宅で調べられる検査キットとは
- 2015/10/17
- 呼吸, 特徴, 睡眠
- パルスオキシメトリー, 検査キット, 無呼吸症候群, 終夜睡眠ポリソムノグラフィー

無呼吸症候群を自宅で調べられる検査キットとは
無呼吸症候群は、まず自分で自覚しなければ治療をすることができません。いびきを指摘されたり、朝起きたときにひどい頭痛が起こるようであれば、無呼吸症候群の可能性があります。
また肥満や鼻づまりなど、体の特徴や症状によって無呼吸になることも考えられます。いずれにしても、まずは検査をして調べる必要があります。
では、自宅で調べられる検査キットとは、どんなものなのでしょうか。
簡易検査器
無呼吸症候群を自宅で検査するには、腕などに機器を装着して、寝ている間の呼吸や血液中の酸素濃度、脈拍数などを測ります。1時間あたり何回無呼吸状態になるのかを調べて、無呼吸症候群の重軽度を判断します。
主に睡眠外来や呼吸器科などで簡易検査キットをレンタルできますので、まずは受診してみることです。およそ1~2晩にかけて睡眠時に装着して、結果から診断を下します。その後は医療機関に返却するだけです。
自宅で簡単に検査できるほか、普段と同じように寝ているだけで検査が完了しますので、苦痛はありません。無呼吸状態を判断するのは、手や鼻につけたセンサーが、いびきや呼吸の状態を察知して診断します。
検査内容は、酸素飽和度を調べるパルスオキシメトリーという検査、呼吸の流れやいびきが起こることで、気道が狭まり呼吸が困難になるかどうかを調べる検査があります。
どのような検査をするかによっても費用が異なりますので、初診の際に詳しく聞いておくと良いでしょう。
検査にかかる費用
まずは、初診で医師の診察を受けます。その際に問診をして、一緒に寝ている人と来院できれば、その人からも話を細かく聞いていきます。その問診次第ではありますが、多くの場合は、この簡易検査から始めます。
費用は、簡易検査自体ですと、3割の保険診療で、3000~4000円程度となります。しかしそれ以外に、初診料や診察料がかかります。
さらに精密検査をする場合には、入院をするため、1万5000円~5万円程度かかります。
終夜睡眠ポリソムノグラフィー(PSG検査)については、どの病院でも同じですが、差額ベッド代によっては、費用が大幅に変動しますので、あらかじめ確認すると良いでしょう。
最後に
無呼吸症候群の検査は、自宅で簡単にできますので、疑いがある場合には、まず受診してみることをおすすめします。
無呼吸症候群の可能性があるかどうかを判断するためのチェックリストもありますので、それでチェックした後に受診するのでも良いでしょう。
心配ならば、一緒に寝ている人に話を聞いてみて、いびきがひどいかどうかを確認してみてください。無呼吸症候群であるならば、ほとんどの場合、いびきをかくという特徴があります。
他にも色々と特徴があり、生活習慣を見直しするようなものまで様々です。
無呼吸症候群を治そうと思ったら、他の病気まで治ってしまったという素晴らしいケースもありますので、ぜひ実践してみてもらいたいと思います。