
無呼吸症候群を治療できるおすすめマウスピースを集めました
無呼吸症候群の治療には、マウスピースを装着して眠るだけという方法があります。
しかし、目的によってマウスピースのタイプや素材などが違いますので、医師と相談してから購入するようにしましょう。
また、無呼吸症候群の重症度によっては、マウスピースで対処できない場合もありますので、あらかじめ医師を受診してから歯科医院などで相談をすると良いでしょう。
マウスピースのメリット
マウスピースを使った無呼吸症候群の治療におけるメリットは、口にはめて眠るだけですので、手軽に行えるということです。
症状が軽度から中度の方であれば、マウスピースでの治療が可能です。マウスピースは、作る歯科医院によって金額が異なります。
主に保険適用の場合では、15,000円程度と考えて下さい。外出時にも使えますし、体への負担も少ない治療法です。
マウスピースのデメリット
重度の無呼吸症候群の治療には、基本的に使用することができません。
また歯周病や虫歯などにより、歯がぐらついていたり、顎関節症がひどい場合にも使用することができません。
その他にも、実歯が少ない場合や鼻づまりのある場合、寝つきの悪い方にも不向きな治療法と言えるでしょう。
バイオプレート治療
バイオプレート治療とは、マウスピース型のプレートを歯につけて、あごを正しい位置に矯正するものです。歯のかみ合わせを治すことで、全身の歪みも解消してくれますので、より睡眠の質を上げることができます。
スリープスプリント
スリープスプリントとは、睡眠を支えるという意味で、無呼吸症候群の治療に使われるマウスピースのことです。
ボクサーなどが使うスポーツ用のマウスピースと違うところは、下あごが前にでるような構造で作られていることです。
下あごが前に出ることで、気道に余裕ができ、呼吸がスムーズになるというメリットがあります。
スリープスプリントが適しているのは、のどの奥に脂肪がついている方や、あごの骨格が小さい方、舌の筋力が衰えてのどを塞いでしまう方などです。
逆に適していないのは、扁桃肥大がある方や口蓋垂(のどちんこ)が長い方などです。
3~5年使用でき、費用は15000円前後です。いびきの改善だけの目的では、保険適用になりませんのでご注意ください。
マウスピースの使用方法
マウスピースのお手入れ方法は、プラスチック製ですので熱湯殺菌などはしないようにしましょう。
研磨剤の入っていない歯磨き粉などをつけて洗い、水につけて洗い流します。カビや細菌が繁殖しないように良く乾燥させましょう。
マウスピースを作る時は、サイズがぴったりになるように、先に治療や歯石などを取りのぞいてから作ると良いでしょう。
徐々にサイズがずれてくることがありますので、違和感を感じる様になったら、サイズ調整を行うようにしてください。
最後に
マウスピースは、睡眠時無呼吸症候群の治療に効果的です。副作用もなく、安心して使用できるのが嬉しいところです。
しかし歯の状態や症状の重症度によっては使えないこともありますので、無呼吸症候群の専門医、マウスピースを作る歯科医などと良く相談して作るようにしましょう。
くれぐれも自己判断で作るのは避けるようにしましょう。間違った治療は、症状を改善するどころか、他の病気を悪化させることにもなりますので注意が必要です。