もしかしたら注意欠如・多動性障害?ADHDの主な症状・特徴とは

もしかしたら注意欠如・多動性障害?ADHDの主な症状・特徴とは
注意欠如・多動性障害であるADHDは、どの様な症状や特徴があるのでしょうか。
子供や自分に置き換えて考えたときに、少しでも心当たりがあるのであれば、医師の診断を受けておくと安心です。
自覚することで改善することが可能な部分もありますし、自分の性質を知っていれば、不要な争いを避けることにもつながります。
大人にも子供にも見られるADHDの症状と特徴をご紹介しましょう。
ADHDの症状と特徴
ADHDの人は、突発的な何かの予定が入った時に、段取りを決めて作業を進めていくことができないという特徴があります。
まずは簡単に手を付けられる作業から始めて、途中で足りないものに気づき、それを調達します。
その時に、効率的に作業を進める人であれば、他にも足りないものがあるかどうかを判断し、まとめて調達をして残りの作業を進めます。
しかしADHDの人の特徴は、目の前のことにしか目が向かず、後でまた足りないものを調達しに行くという効率の悪い作業をするという特徴があります。
また計画的に段取りを組めないため、時間内に作業を終わらせることができずに、ギリギリで慌てることも多々あります。
簡単に言うと
面倒なことを後回しにする習性があり、同じことを繰り返すような単純作業も苦手であると言えます。
ADHDの子供は、落ち着きがなく、1つのことを最後までやり遂げることができないという特徴があります。同じ失敗を繰り返すことも多く、同じことで先生から注意を受けることも多いです。
そのため、生活態度が悪いと思われて、評価が下がることもあります。
また衝動が抑えられず、横入りをしたり、自分が一番最初にやらないと気が済まないという特徴も見られます。これは単なるわがままというよりは、感情や衝動をコントロールできないことが原因です。
子どもがADHDだと気づいたら
子供がADHDだと気づいたら、適切な診断と治療を受けさせることが一番効果的でしょう。
親だけで解決しようとすると、思うように行動してくれない子供にイライラしてしまうこともありますので、先生や医師と連携して改善していくことが一番望ましいと言えます。
子供にも少しずつ自覚させるようにして、ゆっくりでも良いから改善している実感を味わわせることがポイントです。
自分がADHDだと気づいたら
自分がADHDだと気づいたら、まずは自分の行動や生活を見つめ直すことが必要です。
できると思って引き受けた仕事が期日内終わらない、作業スピードは速くてもミスが多いなど、会社での信用を落とすことも考えられます。
まずは期日内に終わらせるには、どの段取りで取り組めば良いのかを計画し、素早く作業が終わったものに関しては、チェック作業を他の人に頼んでみるなどの工夫も必要です。
一度に複数の案件を手掛けるのではなく、1つずつ片付けていく癖をつけることも大切です。しかし職種によっては、それが難しいことも考えられますので、臨機応変に対処するようにしましょう。
最後に
ADHDは、自分の能力や性質を考慮せずに、安請け合いをする傾向があります。
良く考えずに行動に移してしまうことが多いので、自分の力量と時間配分を計算して、計画的に仕事や家事を進めていけるように、ある程度の努力が必要です。
周囲の理解を得ながら改善していけるようにしましょう。