
肌や目が黄色くなる黄疸とは?
黄疸は赤ちゃんがなるものだと思っていませんか?いえいえ大人でもなるのです。
赤ちゃんの場合には自然と消えていくことが多いので、それほど心配はありませんが、大人の場合には注意が必要です。
肌や目が黄色くなる黄疸について詳しく見ていきましょう。
黄疸とは
白眼の部分や目の周り、肌が黄色くなる症状です。黄色人種ですと肌の色で判断するのは困難であると言われていて、白眼の部分で判断することが多いようです。
大人が黄疸になる場合、何かしらの病気が潜んでいる可能性が非常に高く、早急な治療が必要なことが多いです。
主に肝機能の低下による急性肝炎などが代表的ですが、肝臓の病気とは限りません。それを判断するために、血液中のビリルビンの数値を測定します。
ビリルビン値は、直接型ビリルビン値と間接型ビリルビン値に分かれていて、肝臓が原因の病気にかかっている場合には、直接型ビリルビン値の数値が高くなります。
間接型ビリルビン値の数値が高い場合には、肝臓以外の病気が疑われます。たとえばすい臓ガンや結石、免疫系の血液の病気も考えられます。
黄疸に気づくには
黄疸は、自分の顔を鏡で見る習慣がないと気づかないかもしれません。そのため、家族や友人など、周囲の人が気づいてあげることも大切です。
特に注目すべきなのは、白眼の部分です。白眼が黄色い場合には、すぐに教えてあげるようにしましょう。
肝臓は沈黙の臓器と言われていますので、痛みや不調を感じないまま蝕まれていくことが多いのです。少しでも早くその兆候に気づければ、病気を早期に発見し、完治することができるかもしれません。
大切な人の異変にいち早く気づくことができるように、日頃から相手の顔を見て話すことが大切ですね。それが密接なコミュニケーションにもつながり、良好な関係を保つことができます。
黄疸になったら
黄疸を発見したら、まずは肝臓に負担をかけないような生活をすることが大切です。アルコールは控え、ウコンなどの肝臓に良いサプリメントなどを服用すると良いでしょう。そしてなるべく早く病院を受診することです。
肝臓は免疫力を司る器官です。体内に入ってきた毒素を解毒するはたらきがありますので、そこが不調を起こすと、あらゆる病気にかかりやすくなります。そのため、疲れやすくなり、風邪もひきやすくなることでしょう。
なるべく体を休めて、ストレスなどもためないように心がけることが大切です。
心配で精神的にも不安的になったり、自律神経が乱れることも考えられますので、穏やかにゆっくりと過ごすように心がけましょう。
最後に
赤ちゃんは黄疸になりやすいと言われていますが、大人がなると深刻な病気である可能性も否定できません。
大人が黄疸になると、自然と治ることはほとんど考えられませんので、少しでも早く病院を受診するようにしましょう。
日頃から肝臓に負担をかけないようにして、免疫力を高める生活をするようにしましょう。
栄養バランスの良い食生活や適度な運動など、当り前だけどできていないことは意外と多いものです。