
咳喘息を完治させるには何科に行けばいい?
咳喘息は、長引く咳によって夜も眠れないほどつらい症状なのが特徴です。
特に日中よりも夜間に咳がひどくなるので、寝不足に悩まされる人が多いのです。そしていつまで続くかわからない不安感も抱えていることでしょう。
ではこのつらい咳喘息を完治させるためには、何科を受診すれば良いのでしょうか。
咳喘息を完治させる診療科
長引く咳は、何が原因なのかと不安に思うことも多いでしょう。発作的に咳込むと、嗚咽をしてそのまま嘔吐してしまう場合もあります。
ひどいときには、耳鳴りやめまいまでして、何か深刻な病気にかかっているのではないかと不安が付きまといます。
そんな不安を払しょくするためにも、しっかりと原因を究明して、適切な治療をするようにしましょう。では何科を受診すれば良いのでしょうか。
咳が出るという症状で考えると、呼吸器科、アレルギー科、内科などが挙げられます。喉の炎症を考えるなら、耳鼻咽喉科も入るかもしれません。
私たちは風邪をひくと、まず内科に行くことが多いですが、内科でわかる咳の原因は、ウイルス感染によるものだけです。インフルエンザや流行風邪などがそうです。
つまり咳喘息のようなアレルギー関連の咳に関しては、何もわからないのです。
ですので、長引く咳が気になる場合には、呼吸器科やアレルギー科を受診すると良いでしょう。
そうすれば咳で気になる他の病気、たとえば肺結核などの有無も判明します。
咳喘息を完治させる病院の選び方
咳喘息という病気は、まだ歴史が浅いため、はっきりとした診断基準が確立されていません。
そのため的確な診断を下して、適切な治療ができる医師が少ないのが現状です。
しかし咳喘息を患っている患者はどんどん増えていますので、医師の技術と知識がついてきていないということになります。
ですので、咳喘息を本気で完治させたいのなら、病院選びは慎重に行う必要があります。
喘息専門医を探すと、気管支喘息(一般的な喘息のこと)を主に対象としていますが、咳喘息にも詳しい医師が担当してくれる可能性が高いです。
とはいえ、気管支喘息、咳喘息ともに患者数が相当多いことが予想されるため、専門医の診療をいきなり受けることは難しいかもしれません。
となると多少手間がかかりますが、内科や耳鼻科など他の診療科を受診して、呼吸器科への紹介状を書いてもらうという方法もあります。
そのとき医師から処方された咳止め薬も効かず、ウイルスなどの原因も見られなかった為、症状が改善されることはなかったという旨を書いてもらうことになるでしょう。
専門医を受診する前にできること
咳喘息は、喘息とは別物であると考えられています。なぜなら、喘息特有の呼吸困難などの症状がないからです。
しかし3割程度は、放置すると喘息へ移行してしまうため、早めの治療が必要とされています。
とはいえ専門医の予約を取るのは困難ですので、まずは近所の内科や耳鼻咽喉科を受診してみるのも良いでしょう。
専門的な診断はできなくても、何らかのアドバイスはもらえるかもしれません。
最後に
咳喘息は、まだまだ知名度の低い病気です。それでも多くの患者が、咳に悩まされています。
咳が止まらないことで、体力を消耗したり、寝不足になっているため、免疫力が低下していると考えられます。
もし病院へ行く際には、マスクなどをしてウイルス対策をしないと感染してしまう恐れがあります。ご注意ください。