膝の裏に痛みがあるとき疑うべき7つの病気
- 2015/7/23
- 膝

膝の裏に痛みがあるとき疑うべき7つの病気
最近、膝の裏に痛みを感じる人が増えているようです。その原因はいくつかあります。
子供にも同じような症状が見られる場合がありますが、原因は異なります。それぞれの原因と疑われる病気について見ていきましょう。
子供の膝の裏が痛い原因
子供が、膝の裏に痛みがあると訴える場合は、成長痛が考えられます。自己判断をせず、病院を受診して問題がないことを確認することが重要です。
ランニングやウォーキングの習慣がある人の場合
昨今のランニングやウォーキングのブームで、ダイエットや健康づくりのために頑張り過ぎてしまう人が、膝の裏に痛みが出ることがあります。
まずは痛みを感じたら、ランニングやウォーキングをお休みして、体を休めることが大切です。
特にダイエットの為に始めた人は、足の筋肉が充分でないのに、太った体を支える膝に多大な負担がかかっていると考えられます。
急激に始めるのではなく、少しずつ筋肉を強化して、徐々にハードな運動にしていくようにしましょう。
痛みを感じた時は無理をせず、休む様にします。
ここまでは病気ではなく、一時的な痛みによるものです。では次に、病気が疑われる場合を見ていきましょう。
膝の裏に痛みがある時に疑われる7つの病気
静脈瘤
脚の血流が悪くなることで瘤ができる病気です。血管が浮き出て、むくみがひどくなる場合があります。膝の裏の痛みの他に、脚全体のだるさや痒みを伴う場合もあります。
循環器系の病気
むくみを伴って膝の裏が痛む場合に、突っ張ったような痛みがある時には、リンパの流れが滞っていることが考えられます。
軽度の場合には、セルフマッサージをすることで改善することができます。
膝の裏にはリンパが集まっていますので、膝から膝裏に向かって、また足首からふくらはぎを通って膝裏に向かって、流すようにマッサージをすると効果的です。
ただしリンパが腫れているなど重度の場合には、セルフマッサージは危険ですので、病院で診察をしてもらいましょう。
痛風
痛風の場合には、膝の裏に痛みがあったり、足の親指の関節に、激しい痛みが生じることがあります。夜中に膝に激痛が走ったり、歩けないほどの痛みを伴うことがあります。
神経疾患
ふくらはぎと膝の裏の痛みには、神経疾患の疑いがあります。単なる突発的な外傷であることも考えられますが、ピリピリやチクチクなど、感じ方も様々です。病院で根本的な原因を追及することが大切です。
変形性膝関節症
長い間、膝の裏の神経が圧迫されていると、神経が炎症を起こして、痛みや痺れが生じます。これがさらに進むと、むくみが生じて、神経に酸素や栄養が充分に行き届かなくなります。
皮下出血
膝の裏にアザができる場合には、皮下出血の可能性が高いと考えられます。痛みが続く場合には、病院を受診することをおすすめします。
ベーカー嚢腫
膝の裏にゴルフボール大の塊りができる病気です。関節液が過剰に分泌されて、ゼリー状の塊りになり、痛みを伴う場合もあります。
膝が反り過ぎていたり、真っすぐ過ぎることで膝に負担がかかります。また、外反母趾や指が浮いてかかとに重心がかかる様な人も、膝の裏に疲労が蓄積されてしまいます。
最後に
膝に痛みを伴う場合には、何らかの病気が隠れている可能性が非常に高いです。
それを改善するのに一番最適なのは、サポーターやテーピングなどで膝を固定することです。膝の痛みには様々な要因が考えられますが、固定することで9割方改善することができるのです。
とにかく直接的な負担を最小限に減らすことが重要なのです。