
子宮筋腫になったら食事で気をつけるべき4つのポイント
子宮筋腫は女性でかかる人が多い病気です。治療方法は様々ありますが、できることなら手術はしないで済みたいですよね。
まだ子宮筋腫と診断されていない人でも、症状が出ていないだけで子宮筋腫に罹患している可能性はあります。
今回は、子宮筋腫になったときに食事で気を付けるポイントをまとめました。
①日々の食生活を見直す
あなたの普段の食生活は、どうですか?時間がなくて朝ごはんを食べる時間がない、甘いものが好きだからご飯を食べずにお菓子で済ませる、ダイエットのためにご飯を抜く、そのように食事のバランスが悪くなっている人はいませんか?
子宮筋腫ができるのには、ホルモンバランスの変化が関係しているといわれています。特に、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌量の増加により、子宮筋腫の発生や増大が起きているようです。
偏った食事は身体にとってストレスになり、ホルモンのバランスを乱す原因となります。そのため、3食の食事をバランスよく食べることが必要です。
②和食中心の生活にする
近年、食生活は欧米化していると考えられています。昔に比べて、和食よりも洋食を食べる頻度が増えてきましたよね。
食生活が欧米化したことによって、現在では生活習慣病が増えてきていると考えられていますが、同様に食生活が欧米化して動物性脂肪の摂取が増えたことで子宮筋腫の罹患率が増えたという考えもあります。
エストロゲンは動物性脂肪の過剰摂取により増えるといわれています。肥満を予防するためにも、肉や卵を食べすぎないようにして、和食中心の生活にするとよいでしょう。また、インスタント食品の使用も控えるようにしましょう。
③身体を冷やさない食事をとる
漢方では、血液循環がわるくなることで子宮筋腫になるという考え方があります。血液の流れを改善する方法は、食事でもできますよね。身体を冷やさない食事に変えれば、冷えも改善しますし、血液の流れも良くなります。
たとえば、冷たいものを飲みすぎないで温かいものや常温の飲み物を飲む、身体を冷やす食材は避けるようにする、温かい状態で食べられる調理法を考えてみるなどできることは沢山あります。できることから始めてみましょう。
④鉄分を積極的に摂るようにする
子宮筋腫は、発生部位により症状が変わってきますが、出血は子宮筋腫の主な症状でもあります。少しずつ出血量がふえる場合もあるため、目に見えてわからなくても、徐々に貧血が進行する場合もあります。
貧血と診断された場合には、医師から貧血改善のために鉄剤が処方されるかと思いますが、そうでない場合でもそのうち貧血が進行する可能性があるため、食事を見直して鉄分が多い食べ物を積極的に摂るようにしましょう。
食事での鉄分摂取には時間がかかるため、継続して摂取することが大切です。
■まずできることは?
日々の食生活を見直してみましょう。一日の食事内容を記録して、評価してみることも良いでしょう。まずは、自分がどのような食生活を送っているか把握することが大切です。
食事のバランスを整えて味付けなども考えて実行できれば、必然と生活習慣病になるリスクも減ってくるはずです。
一人で継続できなければ、誰かと一緒に実行するのも良いでしょう。無理のない程度に、実行してみましょう。
最後に
いかがでしたか?自分の食生活がそこまでひどくないと思ってみても、書き出してみるとバランスの悪さに気づくこともあります。
無理のない程度に、自分が継続できる方法を考えて改善していきましょう。そうすれば、子宮筋腫だけではなく、他の疾患にかかる可能性も低くなりますし、健康的な生活が送れるでしょう。