
ここが聞きたい!子宮筋腫の検査方法って何するの?
子宮筋腫は30歳以上の女性に多く、ポピュラーな病気であると言えます。
しかし具体的な原因がわかっていないため、予防方法がわからないのが事実です。身内に子宮筋腫ができている人がいれば、できる可能性が高いことから、遺伝的な要素も含んでいると考えられます。
子宮筋腫は大きさもさまざまで、初期の段階では小さいことから、触診ではわかりにくい場合が多いです。そのため、子宮がん健診などの他の健診で発覚する場合が多いのです。
子宮筋腫の検査方法とは?
まずは、お腹の上から触って確認する触診です。この時にしこりが感じられれば、次の検査に移ります。
次は内診です。内診は行政で、無料で行われる子宮がん健診でも同じような検査をします。そのため、子宮がん健診を受けに来たときに発覚する場合が多いということです。
内診は膣から器具を挿入して、子宮内を確認する検査です。これには抵抗がある人も少なくないので、お腹にジェルを塗って行う超音波検査(エコー)にする場合も多いようです。
それでしこりが確認された場合には、CTやMRIで、より詳しく検査します。
検査費用はどれくらいかかるの?
自覚症状がなく、自主的に検査を受ける場合には保険が適用されないため、自費診療になります。
しかし、生理異常や痛みや出血などの何らかの異常を感じた場合には、保険が適用されますので、5,000円~1万円くらいかかると予想されます。
子宮筋腫が見つかった場合
子宮筋腫は40代以上の女性の4人に1人はあると言われているほど、多くの人が患っている病気です。
しかし子宮筋腫が見つかったからと言って、必ずしも治療をしたり、手術をするとは限りません。むしろ、そのまま経過観察を定期的にするだけという場合が非常に多いのです。
生理が続く限り、筋腫の大きさが成長すると言われていますので、定期的に健診することは大切です。
ただし、この大きさになったら必ず手術をするというわけでもなく、子宮筋腫がある位置に影響があるかないかにかかっています。
手術をするのはどんな時?
筋腫が大きくなると、開腹手術でないと取り除けないリスクはありますが、良性の腫瘍であるとはっきりわかっているのに、むやみに開腹手術をする必要もないと考えられます。
手術をする場合は、生理痛や生理異常などの症状によって、子宮筋腫が重篤であると診断された場合にのみ、手術を勧められる場合が多いです。
または妊娠に支障をきたす場所に筋腫があったり、他の合併症を起こしている場合には、妊娠しにくかったり、流産の危険があるので、手術を勧められることでしょう。
最後に
だいたい子宮筋腫の検査方法はご理解頂けましたでしょうか?
まずは問診と触診で、生理の状態や痛みなどの異変がないかを医師が確認をします。日頃から心配していた症状などがある場合には、問診の際に、必ず医師に告げるようにしましょう。
また、自分自身で体調の変化などをチェックしておくことも必要です。
以前と違う症状を感じた時には、婦人科を早めに受診するようにしましょう。