
これって子宮がん?子宮がんが疑われる4つの初期症状
子宮がんと言っても、子宮頸がんと子宮体がんに分かれます。子宮がんと言うと、一般的には子宮頸がんを指していると思っても良いでしょう。
なぜなら、80%以上の人が子宮頸がんにかかるからです。ここでは子宮頸がんの初期症状についてご説明いたします。
また、事前に予防するには、早期発見が何よりも大切ですので、2年に1度は婦人科で子宮がん健診を受けましょう。
子宮がんが疑われる5つの初期症状
子宮頸がんは、発症してもすぐに症状が現れないのが特徴です。そのため、毎年子宮がん健診を受けるか、小さな異変を見逃さないことが大切です。
- ①生理以外で出血があった
- ②性交時に出血があった
- ③おりものの量が異常に増えたり、黄色や茶色に変色していた
- ④排尿が困難である
- ⑤生理の量が増えたり、期間が長引いたりする
以上に当てはまる場合には、早めに婦人科を受診することをおすすめします。
子宮がんになりやすい人の特徴
子宮体がんは、出産経験が少ない人やない人がなりやすいですが、子宮頸がんは、出産回数が多い人がなりやすいという特徴があります。
またたばこを吸う人は、子宮頸がんになりやすいです。その理由は免疫力に関連があると考えられます。
性行為によって、子宮頸がんの原因であるヒトパピローマウイルスに感染しますが、免疫力が低いと、体外に排出することができずに、がんを発症してしまいます。
また、若い人に多い偏食によっても、栄養不足になり、免疫力が低下することが原因であると考えられます。
子宮がんを予防するには
性行為をする年齢が若くなっていることが、感染するリスクを高めていると言えます。そのため20代の女性の発症率が急激に高くなっているのです。
ヒトパピローマウイルスには、一生のうちで1度は感染すると言われています。そのため、局部を清潔に保ったり、栄養バランスの良い食生活をしたり、たばこを控えたりと、生活習慣を見直すことが子宮がんを予防するのに一番効果的であると言えるでしょう。
そして何よりも、最低でも2年に1度は子宮がん健診を受けることです。年齢によっては、市で無料健診のお知らせが届きますので、その時には必ず受診しましょう。ほとんどの人が、この健診で発覚しています。
そして、自分の体の変化に敏感になることです。とくに生理は、女性にとって健康状態を確認するバロメーターですので、いつもと違う症状があれば、婦人科を受診しましょう。
とくに注意が必要なのは、不正出血です。量が少ないから大丈夫という判断は避けるべきです。生理以外の不正出血には、少量のものと、大量のものと両方あるからです。
最後に
女性の体はある意味ではわかりやすいと言えるでしょう。体の状態を判断する基準である生理が毎月来るからです。
注意すべきは、生理の周期は正常か、生理の経血量は正常か、生理痛の症状は正常の範囲かなどです。
今までと違う症状が出たときには、すぐに婦人科を受診するようにしましょう。そして子宮がん健診を定期的に受けることが大切です。