
原因はストレス?子宮筋腫を患う主な要因とは
子宮筋腫は、ほとんどの成人女性が持っているのではないかと言われるほど、最もポピュラーな病気のひとつです。
実際には、成人女性の4人に1人には子宮筋腫があると言われていて、自覚症状がない人がほとんどなので、まだ気づいていない人も多いはずです。
たまたま何かの健診を受けた時に、内診や超音波で発覚するパターンが多いのです。子宮筋腫という名前は良く知っているけど、実際にどのような病気なのか良く分からない人も多いことでしょう。
そもそも子宮筋腫を患う主な要因とはどんなことなのでしょうか。
子宮筋腫になる要因とは?
子宮筋腫はポピュラーな病気でありながら、できる原因については、あまり解明されていないのが実情です。重篤な状況になり、手術が必要な人は、あまり多くはないからかもしれません。
様々な要因が考えられますが、ひとつずつ見ていくことにしましょう。
1.ストレス
ストレスが直接的な子宮筋腫の原因になっているとは考えにくいですが、ストレスを感じることで、ホルモンバランスが乱れて、子宮筋腫ができる要因をつくっている可能性はあります。
ストレスには精神的ストレスの他に、身体的なストレスもあります。たとえば住環境が悪かったり、寒さや暑さを感じる室温などの環境的要因や物理的要因、また添加物やたばこなどの化学的要因などがあります。
これらの多大なストレスによって、ホルモンバランスが崩れることは珍しいことではありません。そのため現代は、子宮筋腫になる要因がたくさんあふれているということになります。
2.遺伝的要因
子宮筋腫とは、子宮の筋肉の部分に良性腫瘍ができる病気です。この子宮の筋肉は、胎児の時につくられると言われていて、この時に子宮の細胞とは別の細胞がつくられている可能性があります。
その細胞が、卵巣ホルモンであるエストロゲンによって、だんだん大きくなっていくのではないかと考えられています。
また、親族に子宮筋腫の人がいると、子宮筋腫ができる確率が高いことから、何らかの遺伝的要因もあるのではないかと考えられています。
3.月経が続き、出産が少ない
昔と違って、結婚年齢も出産年齢も高齢になってきている現代では、20代で出産する人は少なくなっています。また、1人や2人しか子供を産まないので、出産回数も減ってきています。
このような状況により、月経が毎月のように続くことで、エストロゲンが分泌している時期が長くなり、子宮筋腫ができやすい要因をつくっていると考えられます。
子宮は妊娠に備えて準備をしていますが、着床がないと準備を途中でやめることになります。これを繰り返していると、子宮筋腫が発生しやすくなってしまうと考えられます。
4.生活習慣
生活習慣は様々な不調を引き起こす要因を秘めています。子宮筋腫の一番の原因とも言われているのが、冷えによる血行不良です。
女性の体はとくかく冷やしてはいけません。しかし女性には冷え性の人が非常に多いのです。
特に血の巡りが悪いので、指先や足先が冷えている場合が多いです。末端が冷えているということは、全身の巡りが悪い証拠です。
血行を改善する食生活、適度な運動、体を温めることを実践していくことが、子宮筋腫を予防・改善することにつながります。
最後に
女性の体は、冷えとストレスが大敵です。冷えは血行不良を引き起こして、様々な体調不良の原因になりますし、ストレスは、ホルモンバランスを崩す原因になってしまいます。
この二つの要因を回避できれば、ある程度の不調から身を守ることができます。健やかな生活を目指して、生活習慣などを見直してみましょう。