
これが効く!生理痛を緩和させるおすすめの漢方薬5選
生理痛は、鎮痛剤を飲めばある程度は緩和させることができますが、毎月となるとこのままで大丈夫なのかと不安になりますよね。
毎月薬を飲むくらいなら、いっそ体質改善をしてみたいと思うのは自然の流れです。そこで効果的なのが漢方薬です。
即効性のある漢方薬もありますが、体質を改善するまでとなると、ある程度の時間がかかります。ゆっくりじっくりと生理痛に悩まない体質に変化していきましょう。
生理痛を緩和させるおすすめの漢方薬3選
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
子宮へ栄養が行き届くように、子宮内の血行を良くする漢方薬です。貧血気味で冷え性の人に適していると言えます。最もポピュラーな漢方薬で、初めて飲むのにはちょうど良いと言えるでしょう。
どれにしようか迷ったら、まずはこれから始めてみましょう。病気に対する抵抗力が少ない人でも安心して飲むことができます。
桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
生理が来る前から生理痛が起きたり、生理痛で寝込んでしまうほどひどい人は、冷え性であざができやすい人は、血行が悪いと考えられます。
ストレスや冷えが、症状をどんどん悪化させてしまいます。このような血の巡りが悪いことが原因で起こる生理痛の人には、非常に効果的であると言えます。比較的、体力がある人に向いている漢方薬です。
加味逍遥散(かみしょうようさん)
生理痛のみならず、更年期障害や精神不安定の改善に処方されることが多い漢方薬です。血行を促進させて、ホルモンバランスを整える働きがあります。
また、生理痛によって引き起こされるイライラや情緒不安定にも効果が高いです。
桃核承気湯(とうかくじょうきとう)
漢方は、同じ症状の人でも体質によって、適した薬が違います。体格が良く、抵抗力のある人には、この桃核承気湯が適しています。
毎月薬を服用しなければいけない程の生理痛や寝込むほどの症状を伴う生理痛を月経困難症と言います。それらの症状の緩和に効果がある漢方薬です。
芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)
上記の漢方薬と併用して使用する場合があるのが、芍薬甘草湯です。生理の少し前から生理が始まるまでの間だけ服用する方法があります。
もともとは筋肉のけいれんを緩和する漢方ですが、生理痛にも効果があることがわかりました。芍薬甘草湯は腸内細菌によって分解されますが、腸内細菌が分解の仕方を知らないとうまく作用されません。
そのため生理前に飲む事で、腸内細菌がうまく働くように仕向けることができるのです。
最後に
生理痛は、女性でも他人にはわからないつらさがあります。そのつらさを少しでも緩和するために、漢方薬で体質を改善することが一番効果的であると言えます。
時間はかかりますが、じっくりと自分の体と向き合ってみましょう。
生理痛は、メンタル面も大きく関わっています。体のケアだけでなく、心のケアも必要です。精神的に安定してリラックスしている状態なら、生理痛は緩和されていくことでしょう。
それに加えて漢方薬で体質を改善すれば、もう生理痛で悩むこともだいぶ減ります。
それでも我慢できないほど痛むなら、何かの病気を疑った方が良いでしょう。すぐに婦人科を受診することをおすすめします。