原因はストレス?子宮筋腫を患う主な要因とは
- 2015/6/25
- 女性特有の病気, 子宮, 特徴, 部位
- 子宮筋腫はストレスが原因

原因はストレス?子宮筋腫を患う主な要因とは
子宮筋腫。誰もが聞いたことがある病気ではないでしょうか。だけど、聞いたことあるけどよくわからないって人も多いはず。
歳を重ねるとなりやすい、そんな漠然とした知識しかなくて、何が原因で起こっているのかよくわからないという人もいると思います。これを機会に、一緒に知っていきましょう。
そもそも子宮筋腫って??
子宮の筋肉層にできる良性の腫瘍のこと。大きくなるのにはエストロゲンと呼ばれるホルモンが関与していると考えられています。
婦人科疾患の中で最も多い疾患で、40 台の女性の4人に1人の割合で発生します。多発することが多く、悪性化することは稀で、悪性化するとガンになります。
症状は??
代表的な症状は月経が多くなることと、月経痛です。他にも、月経以外での出血や、腰痛、頻尿などもあります。
子宮筋腫のできた場所で症状は様々ですが、子宮の内側にできると症状が強く、外側にできると大きくなっても症状がでにくいです。
若い人では、妊娠しにくかったり、流産しやすかったりするのも問題です。
子宮筋腫の原因は?
先ほども説明したようにエストロゲンが関与していると考えられていますが、原因ははっきりと解明されていません。
いくつか考えられている子宮筋腫の原因を挙げてみたいと思います。
①胎児のときの細胞分化が原因
子宮の筋肉はお母さんのおなかの中にいるときに作られます。この胎児の時期に、子宮のもととなる細胞とは違った細胞が作られたという考えがあります。
体の成熟とともに、その筋肉細胞が卵巣から分泌されるホルモン、エストロゲンによって育ち、徐々に大きくなるのではないかと考えられています。
②月経が原因
子宮は毎月、赤ちゃんを育てる準備として子宮内膜を厚く増殖させます。これを月経と呼びます。しかし、受精、着床がないと、妊娠のために準備をしていた子宮の筋肉は、細胞増殖の作業を途中でやめることになります。
細胞が増えようとする仕組みが中途半端な状態で止められてしまうことで、細胞に異常が起こってしまう可能性が出てきます。
これが繰り返されていくうちに、子宮筋腫が発生してしまうと考えられています。
つまり、毎月起こる月経により、子宮筋腫が発生してしまうという説があります。
③ホルモンバランスの乱れが原因
ホルモンバランスが崩れることで女性ホルモンであるエストロゲンにも何らかの変化をもたらし、子宮筋腫の原因となるという説があります。
ホルモンバランスの乱れの原因には、ストレスや不規則な生活、睡眠不足、過度なダイエットなどが考えられています。
子宮筋腫の発生には、エストロゲンが関与している可能性があるため、ホルモンバランスの乱れや自律神経の乱れなどにより子宮筋腫が発生する可能性があります。
最後に
直接的な原因ははっきりとしていませんが、エストロゲンの変化で子宮筋腫が発生すると考えられているようです。
ホルモンバランスは、ちょっとした変化で崩してしまいやすいです。加齢による体の変化は完全には止められませんが、ホルモンバランスを整えるなど、環境要因を改善させることは可能です。
無理をしない程度に、日々の生活を見直して、体への負担を軽減していきましょう。