間違うと逆効果!腰痛ベルトの正しい巻き方を紹介
- 2015/6/7
- 特徴, 腰, 腰痛, 部位
- 腰痛ベルトの正しい巻き方

間違うと逆効果!腰痛ベルトの正しい巻き方を紹介
腰痛ベルト、使っていますか?実はこの腰痛ベルト、正しく巻かないと腰痛を悪化させる原因になります。
使い方次第で毒にも薬にもなる腰痛ベルト。自分に合ったものを正しく選び、正しい巻き方で使用しましょう。
腰痛ベルトには種類があります。その特徴と巻き方、注意点を説明していきましょう。
■腰痛ベルト
腰を支える幅が広く、おなかの圧を高めて腰の筋肉の緊張を和らげてくれます。普通に座ったり立ったり動きが少ない時は必要ありません。
家事や仕事の際、姿勢をサポートし腰の動きを良くしてくれます。
注意点としてはきつく締めすぎることでおなかを圧迫し、腸に負担をかけることがあります。食後など苦しい時には必ず緩めてください。位置が上過ぎる場合にも胃を圧迫します。
巻き方
①ベルトの太い部分が腰にくるように当てます。ベルトの下半分は骨盤にかかるくらいの位置にします。
②少し背伸びをするようにし、おなかをへこませてベルトを締めます。
③補助ベルトがあるときは骨盤を固定するようにベルトを締めましょう。
■骨盤ベルト
骨盤を矯正して腰痛を軽くする幅の狭いベルトです。腰痛ベルトより少し下の位置に巻き付けます。
腰痛の多い妊婦さんに使えるものもあります。最近では産後に使用することで出産により開いた骨盤を治すと言われ人気があります。骨盤の矯正はダイエットにもなると話題になりました。
注意点としてはつける位置が大切です。間違った位置で使うと逆効果になります。購入時に確認したり、説明書をよく読んだりして正しいつけ方、正しい位置で装着しましょう。
巻き方
①まずつける位置を確認します。
両手の親指をおへそに当て、押さえながら降ろします。その手を水平に横へ移動させます。
片足ずつかかとを上げると、動くでっぱりがあります。このでっぱりにベルトがかかるようにします。
②かかとをそろえてまっすぐ立ち、大きく息を吸います。おしりの筋肉に力を入れてベルトを止めます。
③座った時にベルトが折れ曲がらないか確認しましょう。

■2段式ベルト
腰痛ベルトと骨盤ベルト、両方の効果を併せ持つものです。広い範囲でしっかりと腰をカバーしてくれます。
どの腰痛ベルトにも言えることですが、幅が広いため、素材によってはかぶれや汗もができることがあります。
肌着を1枚挟んだ状態で使用し、時期やアレルギーにも注意しましょう。
最後に
腰痛ベルトは使い続けると筋肉の衰えを招き腰痛を悪化させます。痛みが強い時の短期間の使用にとどめ、慢性的に使うことのないようにしましょう。
腰痛悪化の原因に筋力の低下があることは皆さんもご存じのはずです。いつまでも続けると「ベルトがないと痛い!」という依存状態になってしまいます。
また1日中使わなければ!と考えている方もいますが、逆効果です。腰痛ベルトは8時間程度の使用で十分です。寝る時やストレッチなど運動をする時は外すようにしましょう。
今回は腰痛ベルトの巻き方について紹介しましたが、商品によってつけ方が違うものも多くあります。よく確認してから使用してください。