
寝方次第で腰痛が改善!オススメの寝方とは
「Sleep is better than medicine」聞いたことがありますか?これはアメリカのことわざで「睡眠は薬に勝る」という意味です。
日本でも「寝る子は育つ」と言うことわざがあります。睡眠は人の成長に重要です。最近の研究では高血圧、糖尿病、メタボリックシンドロームといった生活習慣病と睡眠の関係も明らかになりました。
人の健康を左右する睡眠。腰痛にも重要な役目を果たしています。
今回はあなたの睡眠を腰痛が悪化する睡眠から改善する睡眠へとシフトさせるオススメの寝方を紹介します。
オススメの寝方
寝方は大きく2つあります。
①横向き寝
ぎっくり腰や腹痛の時にも横向きに寝るのは良いと言われています。横向きに寝転び、腕と足を前に出して眠りましょう。やや腰を曲げたエビの形が理想的です。
右を下にして寝ると胃の動きがスムーズになります。左を下にする寝方は妊婦さんや逆流性食道炎の方にお勧めです。
骨のゆがみの原因にしないためにも時々左右を変えて眠るようにしましょう。
②仰向き寝
仰向きに寝る場合は膝の下に枕やクッションを挟みます。やや腰が曲がることで楽に休むことができます。
膝を伸ばした仰向けの状態は腰の負担ですが、睡眠中は寝返りをうつため膝下に枕やクッションを置き続けることは不可能です。
寝返りも腰痛の改善と快適な睡眠にとって欠かせないものです。膝に置いていた枕やクッションが朝なくなっても問題はありません。
寝具について
夜中に寝返りをうつと腰の痛みで目が覚める、朝起きると腰が痛いという方はマットレスや布団が体に合っていないことが考えられます。
近年、腰痛はうつ病やストレスでも起こることがわかってきました。睡眠不足はうつ病に深くかかわり、日中の眠気を起こし能率も低下させてしまいます。
寝返りの打てないマットレスや体に合わない布団は腰に負担をかけるだけではありません。快適な睡眠を邪魔し、精神的にも腰痛を悪化させます。
思い切って買い替えることも検討しましょう。

バスタオル法
TV朝日系「たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学」で紹介されていました。
腰の部分にバスタオルを巻き、寝返りをうちやすくする方法です。寝具と背中や腰の隙間をなくすことで寝返りを改善しますが、個人差もあるようです。
自宅ですぐに試せる方法なので自分に合った幅、高さでバスタオルを巻きつけ試してみてください。
きつく巻きすぎて苦しくならないように注意しましょう。
腰は体の要、睡眠は心の要
腰は漢字を見てもわかるように体の要です。日本人の2800万人、4人に1人が腰痛で悩んでいます。
また、睡眠は心の安定に欠かせない時間です。日本人の2000万人、5人に1人は睡眠障害で悩んでいます。
腰と睡眠、どちらも大切であることが頭ではわかっていても、なかなか行動を伴うことができないのが人間です。
ほんの少しの時間を腰痛ストレッチに使ったり、ひと手間快眠法をとりいれたりすることで改善することも多いです。
ひどくならないうちに対策をとり、肉体的にも精神的にも元気で明るい毎日を過ごしましょう。