
腰痛の原因とは?原因が分かれば治し方がわかる!
腰痛は日本人が訴える病気の中でも男性では第1位、女性では肩こりに次いで第2位ととても患者数の多い病気です。
そんな腰痛の原因をみなさんご存知ですか?腰痛の原因には大きく分けて5つの原因が挙げられます。その原因と治し方をこれからご紹介しましょう。
■脊椎からくる腰痛
一般的に最も多い原因がこの脊椎からくる腰痛です。主にすべり症やヘルニア、狭窄症といったものが含まれます。
もちろん痛みが慢性的にひどい場合には手術も選択肢の1つになりますが、鎮痛剤やコルセットなどで様子を見ることが多いです。
痛みがひどくなければストレッチなども有効です。急に痛みが強くなった場合には温めたり、冷やしたり、安静にすることで改善が期待できます。
骨粗鬆症による骨折もここに入りますが、ご高齢の方では転んだりしていなくても骨折している場合もあります。
起き上がるのに時間がかかるなど普段の動作がおかしい時は注意しましょう。
■神経からくる腰痛
坐骨神経痛などかしら?と思いがちですが、実はこの「神経からくる腰痛」とは脊髄の腫瘍やがんのことを指します。
おもに坐骨神経痛はヘルニアや狭窄症が原因となりますので脊椎からくる腰痛に分類されます。
がんや腫瘍などはご存知の通り早期発見・早期治療が第一です。
腰が痛むだけでなく、横になると痛みがひどくなる、麻痺があったり感覚がおかしかったりする場合には早めに受診しましょう。

■内臓からくる腰痛
内臓が原因というと難しく聞こえますが、ここには腎臓病や消化器の病気、妊娠などからくる腰痛が含まれます。
腎臓で結石が起こると背中や腰に激痛を感じます。生理の時に腰痛になる子宮内膜症。ここだけの話ですが便秘も腰痛の原因となります。
これらは症状に合わせての治療が必要です。食べ物に気をつけたり、運動をとりいれたり、生活習慣にも注意し、専門家に相談しましょう。
■血管からくる腰痛
見逃すと怖いのがこの血管が原因の腰痛です。腹部大動脈瘤、解離性大動脈瘤などがここにあたります。
難しい名前の通り、とても危険な病気です。若い人では少ないですが、中年以降では特に気をつけなくてはなりません。
急な腰痛では動脈瘤の破裂が原因で腰痛が起こることもあります。くも膜下出血という脳の病気は知っているかと思いますが、これがおなかで起こった状態です。
胸の痛みがある、血圧が異常に低いなど腰痛以外の症状があればすぐに救急車を呼びましょう。
■精神からくる腰痛
うつやストレスからくる腰痛です。心の病気が腰痛になるなんて意外ですが、ストレスの多い職場では腰痛になりやすいと言われています。
スポーツやカラオケを楽しんだり、友達に相談したりうまくストレスを解消することで腰痛も治していきましょう。時には息抜きも必要です。
■まとめ
そのほかにも帯状疱疹や飲んでいる薬の副作用で腰痛が起こるなど、腰痛の原因は星の数ほど多くあります。稀ですが、大きな病気が隠れている場合もあります。
腰痛だけでなく、他の症状もある場合には無理をせず専門家に相談するようにしましょう。