筋萎縮性側索硬化症、通称ALSの原因・症状・そして治し方とは

筋萎縮性側索硬化症(きんいしゅくせいそくさくこうかしょう)、通称ALSの原因・症状・そして治し方とは

あなたは「今までが元気だったから」といって、これからもそうだと自信を持っていうことができますか?

想像するのは、せいぜいガンとか心筋梗塞とかの「メジャーな病気」?

では『筋萎縮性側索硬化症(ALS)』は?実はこれ、誰にでもおこりうる病気なんですよ。
 

どんな症状?

ごく初期の段階では、手足にみられるちょっとした異常、たとえば「日常の動作がしずらくなった」だとか、「手足がはれぼったい」、「筋肉が痛い」、「つっぱっる」などの症状がでます。

これらは手足の麻痺による運動障害の初期の症状で、「ALS」を疑うきっかけといっていいでしょう。

しだいに手足に力が入らなくなり、症状は全身へとひろがっていきます。

口(舌)やのどの筋肉が障害されると、うまくしゃべれなくなったり、食べ物や唾をのみこみにくくなり(「嚥下(えんげ)障害」)、むせることも多くなります。

呼吸筋が障害されてしまうと、呼吸がしにくくなり、やがては呼吸筋が麻痺してしまい死亡します。

いったい何が原因?

「神経伝達にかかわる物質の異常?」、「特別な地形や大気汚染などの環境?」・・・ALSの原因に関してはさまざまな仮説があるのですが、たしかなところはまだはっきりわかっていません。

遺伝性はあまりみとめられず、9割が孤発性という報告もあり、つまり誰でもある日突然、発症してしまう可能性があるのです。

わかっているのは、骨格筋のうごきを支配する「運動ニューロン」が侵されてしまい、自分の思いどおりにからだをうごかすことができなくなるということです。

それ以外の神経は正常に機能しているので、視覚、聴覚、臭覚、味覚、触覚などのいわゆる五感や、記憶、知性には障害はみられません。

心臓や消化器をうごかしている「自律神経」は侵されないので、これらのはたらきには影響がありません。

お医者さんでの治し方・生活面での留意点

一般にALSはきわめて進行がはやい進行性の疾患なので、治療をいそぎたいところなのですが、病気をなおす方法は現在のところまだ確立されていません。

ですので、各々の症状を緩和していく「対症療法」が基本となっています。

総合病院では投薬や切開手術などの「医療行為」が中心におこなわれるので、必要にあわせて専門の医療機関や各種福祉サービスなどを活用するといいでしょう。

自然のながれに身をゆだねる方、いろいろな工夫でアクティブにすごされる方、行くすえを絶望視し自殺をえらぶ方、人工呼吸器を装着して延命をえらばれる方、さまざまです。

やっかいなのは、頭は正常にはたらくことです。自分の容姿の変化への絶望、いらだち、介護者へ気おくれ感・・・、心的ダメージもさぞ深刻でしょう。

自力での活動が制限されるので、家族の負担は大きいです。病状、性格、環境などを考慮し、ご自分をふくめ、みんなが納得できる道をえらびましょう。

最後に

突然発症し、じわじわと体の自由がうばわれていき、数年で死にいたる・・・、ALSはとっても残酷な病気です。現在は治療不可といわれていますが、医学の進歩には目をみはるものがあります。

ALSをふくむさまざまな病気の治療法が、一日も早く確立されることをねがいます。

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