手足を失う?「骨のガン」と言われる骨肉腫の原因や治療方法

手足を失う?「骨のガン」と言われる骨肉腫の原因や治療方法

成長期のお子さん、元気いっぱいに跳んだり跳ねたりしていますね。きっと筋肉痛なども日常茶飯事なのでしょう。

しかし、すでに『骨肉腫』が体をむしばみはじめているかも。初期は特に気になる痛みなどもないのですが、重度になると手足を失うことになり、最悪の場合は命にかかわるおそろしい病気です。

それでは骨肉腫について見て行きましょう。

どんな症状?

骨肉種とは「骨のガン」のことです。はじめはスポーツ時などに間接や肩などになんとなく違和感があるくらいなのですが、腫瘍が骨を侵食しはじめると、その周囲が腫れてきます。

しかし、この時点では痛みやかゆみなどはほとんどありません。腫瘍ができやすい部位は、たかい順に「ひざ(ふともも)、股関節、肩関節、あご」です。

2~3か月たつころには、腫瘍があかくはれて、さわると熱をもっているのがわかります。

骨にできる腫瘍には良性と悪性があり、良性なら生命に悪影響をおよぼすことはありません。しかし、悪性の場合、ほかの組織に転移することがおおく、肺や肝臓、リンパ節などにも発症します。

いったい何が原因?

遺伝説や化学物質、ウィルス、放射線などの環境要因説など、いろいろありますが、くわしいところはいまだ不明です。

腫瘍にはいろいろな種類があるですが、骨にできる腫瘍でもっとも発生数のおおいのが「骨肉腫」です。

ほかの場所でできた腫瘍が骨に転移することは珍しいことではないのですが、骨そのものから悪性腫瘍が発生することは通常あまりなく、珍しい病気に分類されます。

お医者さんでの治し方

治療は外科療法と化学療法が中心です。とくに外科療法(手術)は、骨肉腫の治療における絶対条件となります。

転移がみられず、治療もうまくいけば、高い確率でなおるのですが、治療はしばしば1年以上の長丁場になることを心得ておきましょう。

まずは、半年にわたって化学療法がおこなわれます。がんの進行や転移をふせぎ、手術をおこないやすいようにするため、抗がん剤を点滴注射します。

それから、手術で患部をとりのぞきます。「切断」といっても、主流は切除する範囲を最小限にする「患肢温存術」です。

切除したら、とりのぞいた部分に人工骨や人工関節、あるいは本人の健常部から採取した骨をうめこんで骨を再建させたり、義手、義足をつかったりします。

手術がすんで問題部分がとりのぞかれても、治療は終わりではありません。再発や転移の可能性がありますので、半年~1年間は定期的な化学療法をおこなう必要があります。

自分での治し方

手術後は、できるだけ早くリハビリをはじめましょう。義手や義足を使いこなせるようになることも大切ですし、体の部位を失ったことによる筋力の低下もあきらかです。

歩くのが不便だからといって寝たきりの生活をつづけると、関節がかたくなったり曲がったままかたまってしまう危険性があります。

長くてつらい治療や長引くリハビリ、そして将来への不安や恐怖もあるとおもいます。うつ病など精神疾患を発症してしまわないように、じゅうぶん注意しましょう。頑張ればその分だけ、たのしい生活がまっていますよ。

最後に

かつては不治の病とされていた骨肉腫ですが、現在では十分に完治が可能ながんとなっています。

実際、骨肉腫患者が5年以上生存する確率は、30年前までは3~4割でしたが、現在では6~7割で、適切な治療を併用すると9割以上です。

出来る限り早期治療を心がけたいものですね。

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