
子宮内膜症で下痢が止まらない時どうすればいいの?
便秘がちの人にはわからないかもしれませんが、下痢はとても辛いものです。
通常の生理のときにも便がやわらなくなって下痢気味になるという人も少なからずいるのではないでしょうか。
子宮内膜症で下痢が止まらない時、あなたはどうしますか?
子宮内膜症でなぜ下痢になるの?
生理は女性ホルモンのバランスで起こります。これらのホルモンなどの影響で腸管が収縮しやすくなることで、生理の時期は下痢になったり便がゆるくなったりする人もいます。
子宮内膜症の患者さんの中には、子宮内膜症が直腸あたりにまで進行している場合もあり、直腸を刺激して下痢などの症状を認めることがあります。
また、子宮と大腸は隣接しており、癒着をしている患者さんだと便秘や下痢を繰り返すという事もあります。
下痢の時はどうすればいい?
では、下痢になって止まらない時にはどうすれば良いでしょうか。ここでは下痢の時の対処法についてご紹介します。
食事や飲み物に注意する
下痢を悪化させる可能性がある食事があります。以下の食事をとる事で下痢がひどくなったり、続いたりする事があるのでできれば避けましょう。
ひどい下痢が長く続くと電解質のバランスが崩れ脱水になったりしますので、適度な水分は必要です。
下痢を悪化させる飲み物は避け、電解質飲料などを上手に使うのもいいですね。
- カフェイン:コーヒー、紅茶、コーラなど
- 果糖:リンゴジュース、ブドウ、ナッツ、ソフトドリンクなど。少量は問題ありませんが、とりすぎると下痢が悪化します。
- 乳糖:牛乳、アイスクリーム、ヨーグルト、チーズなど
- マグネシウム含有制酸薬:制酸薬
- ショ糖:砂糖
体を温めましょう
衣服に気を配り、特に腹部を冷やさないようにしましょう。冷やす事で腸が収縮し下痢がひどくなる事もあります。
冷たいものは避け暖かい飲み物や食べ物で体を温めるようにします。体が温まるからといって唐辛子が入った刺激物などは控えましょう。かえって下痢を悪化させます。
下痢止めの使用
ひどい下痢が続くと体力的にも辛く日常生活にも支障がでてきます。様子をみて、市販の下痢止めを使用したり、医療機関に相談し下痢止めの薬を出してもらいましょう。
最後に
体を温めたり食事や飲み物に気を配る事で、ある程度の下痢のコントロールは可能なようです。
それでもひどい下痢が何日も続くと脱水や体調不良になってしまいます。自分でコントロールできない場合は医療機関で相談して適切な処置をしてもらうようにしましょうね。