
歯周病や口臭の原因!たった2日でつく歯石の原因や治療方法
真っ白な歯、さわやかな息、歯がきれいな人って魅力的ですよね。
「歯みがきはまわりへのエチケット」・・・それも間違いではありませんが、厳密には歯をみがくことは「あなた自身の」身体を守ることなのです。
今回は歯磨きの不足が原因で、だれにでもできる可能性がある歯石にスポットを当ててみます。
どんな症状?
自分で歯の裏側などをベロでさわってみると、ザラザラした感じがすることがありませんか。
『歯石』は、菌の塊が石のようにかたまったものです。できてしまっても、一般的に歯の色とほとんど同じなので、見分けがつかないという方も多いようです。
痛みはありませんが、口臭の原因にもなりますし、はやめにとりのぞかないと歯周病をはじめお口のトラブルをおこすだけでなく、細菌性の心内膜炎、高血圧、糖尿病、心臓病、脳卒中など、口以外の病気の原因になるともいわれています。
いったい何が原因?
適度にあたたかくて食べ物が豊富な「口」の中は、菌にとっては絶好のすみかです。口に食べ物があるとそれに菌がむらがり、歯垢を形成します。
歯と歯の間や歯と歯ぐきの境目などにできる、ネバネバしたあれです。しかし、もともと人体にすんでいる菌は通常は無害でおとなしいので、初期であれば自分での歯磨きで簡単にとりのぞくことができます。
ところが、みがき残しなどで歯垢をそのまま放置していると、唾液の中のミネラル分と反応し、およそ2日で石のような「歯石」に変身します。
こうなってしまったら、通常の歯みがきではまず除去することができません。せっかく「歯周病にきく」ハミガキを使っても、かたくて成分がとどかないのです。
お医者さんでの治し方
歯石の表面には軽石のように小さな穴が空いていて、そこから菌が毒素をだしています。歯石の中にかくれた菌は歯みがきでは取れないので、歯石ごと取りのぞく必要があります。
歯医者さんにはスケーラーとよばれる、先が細くかぎ針のようにとがった歯石除去専用の器具がありますので、歯のトラブルがなくても定期的に受診して、歯石を除去してもらいましょう。
歯石は数ヶ月で復活してしまいます。1度きれいにしたからといってそれで終わりではなく、できれば年に2、3回程度は除去したいものです。
自分でできること
歯石除去グッズを利用すれば、自宅でケアすることも可能です。その際は歯肉をきずつけないように、歯医者さんの指導のもと、じゅうぶん気をつけておこないましょう。
とはいえ、歯石除去には技術や知識も必要ですので、間違ったケアは危険です。歯の検診もかねて、歯医者さんにお願いすることをおすすめします。
歯周病を悪化させてしまう要因には、ストレス、たばこ、骨粗鬆症や糖尿病などの生活習慣もかかわっています。
したがって高齢の方に多い病気といわれるのですが、近年の糖分のたかい食生活やカルシウム不足によって、若年層の段階で歯がよわくなっている人が急増しています。
すこしでもながく多くの歯を健康に保つためにも、はやい時期からの歯周病ケアをこころがけてください。
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最後に
歯には自然治癒力がないので、不調をおこしたら治療するしかありません。治療には、多くの時間や労力、お金がかかりますので、そうならないように今のうちからしっかり予防しましょう。
たかが石、されど石とおもってかるく見ていたら、いたいめにあいますよ。