足がしびれて歩けない!椎間板ヘルニアと間違えやすい脊柱管狭窄症とは?

足がしびれて歩けない!椎間板ヘルニアと間違えやすい脊柱管狭窄症とは?

足がしびれて力がうまく歩けない・・・足の病気でしょうか?いいえ、それは『脊柱管(せきちゅうかん)狭窄(きょうさくしょう)』という腰の病気の特徴です。

中高年に多い病気なので「ただの老化だろう」と軽視されがちですが、放置しておくと改善が難しくなるので、なによりも早めの対処が肝心です。

どんな症状?

腰、おしりから足の後ろ側に痛みやしびれの症状がでます。足先が持ちあがらない、階段でつまずく、スリッパが脱げやすいなど、感覚障害や脱力感で足に力が入りにくかったりします。

とくに特徴的なのは「間欠性(かんけつせい)跛行(はこう)」とよばれる歩行障害です。歩くことはできますが、数分でしびれが強くなり休むようになります。

しばらく休むと歩行を再開することはできますが、またしびれが強くなり休みが必要になります。

間違われやすい病気に「椎間板ヘルニア」があります。こちらも足のしびれや痛みをともなうのですが、どちらかというと若い人におこりやすく、前にかがむと腰が痛みます。

反対に脊柱管狭窄症は高齢の方に多くみられ、前にかがむと痛みが改善するのが特徴です。

いったい何が原因?

けがや加齢にともなう背骨のずれ、変形、ゆがみが原因の場合がほとんどで、背骨のなかを通る神経が圧迫されるためおこります。

加齢による背骨の変形は誰にでもある現象なのですが、とくに若いときに重労働や重いものを持つ職業で無理をしていた方、腰を痛めたことがある方、長時間運転する方などは要注意です。

治し方

治療方法は大きく分けて、手術を伴なわない保存療法と手術療法の2つです。保存療法には薬物療法、理学療法、運動療法、神経ブロック療法の4種類があります。

薬物療法では、痛みをしずめたり、筋肉の緊張をほぐしたり、血行や神経障害を改善する薬を使います。

理学療法では、腰をひっぱって変形を治す牽引(けんいん)療法や、患部を温めることで血行を促進する温熱(ホットパック)療法、血液循環をよくする超音波療法、筋肉のマッサージや体操療法などをおこないます。

運動療法では、骨を支える筋肉をきたえて痛みを軽くします。体の表面の筋肉をきたえる運動と、からだの中の筋肉(インナーマッスル)を鍛えるものとがあります。

神経ブロック療法では、神経の痛む場所を局所麻酔で麻痺させます。

歩行障害や痛みがひどくて日常生活や仕事に支障がでる場合には、手術という手段もあります。ただし「家の中での移動だけで十分」という患者さんには手術はおすすめしません。

医師と十分に相談をしたうえで納得いく選択をしましょう。

予防するには

腰痛の予防、改善に効果的なのは、ズバリ「無理な姿勢を続けない」こと。パソコンなどを使うとき、ついつい猫背になっていませんか。

意識して背筋をのばすくせをつけましょう。これならだれでも無理なくできますね。

腹筋と背筋をきたえることも大事です。あお向けに寝た状態から少し頭をおこし、5秒間維持して腹筋をきたえます。

今度はうつぶせに寝てあごを少しあげ、5秒間キープ。背筋の運動になります。これらを朝夕10〜20回ずつ行えば腹筋も背筋もつよくなり、脊椎が安定して腰痛が改善されてきます。

最後に

いけないとは思いつつ「今は症状がないから大丈夫!」と自分に言い聞かせてついついしている悪い姿勢や習慣。

ほんのちょっとの長年の努力で、将来のつらい脊柱管狭窄症が予防できます。おきにいりの音楽をききながら、テレビをみながら、気分転換もかねて気軽につづけてみましょう。

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