
生理痛がひどい時や子宮内膜症の時ってどんな食事をとればいいの?
子宮内膜症の治療法は、薬剤治療や手術などの治療がメインになりますが、もし、日常の生活においても、子宮内膜症の辛い症状が穏やかになるのであれば、ぜひ試したいものです。
日常生活の中でも、簡単に取り入れることができそうな食事について、はたして子宮内膜症にとって良い食事があるのかについて検証してみましょう。
ちまたにある「子宮内膜症に良い食事」とは
子宮内膜症と食事を検索してみると、いろいろなサイトがヒットします。
ここで注意しなければならないのは、そのサイトの情報源は何か?ということです。病院のサイトなのか、医療関係以外のサイトなのか。
また医療関係サイトであっても、根拠のデータが記されているかをみてみましょうね。
冷たい食事は避け暖かい食事にする?
血液の循環を良くするため、食事は冷たいものではなく暖かいものをとりましょうという趣旨です。
なるほど、子宮内膜症で生理出血が子宮や卵巣にたまって循環が悪いのでなんとなくきくかも!?と思えそうですね。
ただ注意したいのは医学的根拠があるようなものではなく、あくまでも主観のようですね。もちろん、病は気からと言いますし、気力で末期がんさえ治した例もあることから、試してみるのもいいかもしれません。
医学的根拠はなくとも前述のように温かい食事は血流をよくするようなイメージはあります。
大豆など豆類は子宮内膜症に良い?
大豆のイソフラボンは植物性エストロゲンを多く含み、エストロゲンの分泌が過剰な時には抑制する方向に働き子宮内膜症に効果があるというものです。
イタリアで行われた研究で、閉経後の女性を対象に大豆イソフラボン錠剤を150mg/日、5年間摂取を継続したところ、子宮内膜増殖症の発症が高かったという結果があります。
ただ日本の厚生労働省によると食事、つまりくちからの大豆摂取は子宮内膜に影響を与えない事が、研究で示されています。大豆とエストロゲン濃度の関係はまだ明らかになっていないのが現状のようです。
という事は大豆が子宮内膜症に良いとは、今のところ明確には言えないですね。
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最後に
子宮内膜症と食事の関係については、残念ながら医学的な根拠となるような研究がされていないというのが実情のようです。
ただ、インターネット上で、様々な体験談などもあるのも事実ですし、藁にもすがる思いで試してみるのもいいかもしれません。