子宮内膜症やチョコレートのう腫、卵巣がんの診断に使われるCA125検査って何?

子宮内膜症やチョコレートのう腫、卵巣がんの診断に使われるCA125検査って何?
あなたはCA125と聞いて何だかわかりますか?
普通の方ならなかなか聞きなれない言葉だと思いますが、CA125というのは血液検査の項目の名前なのです。
特に子宮内膜症の検査の1つの指標として実施している病院やクリニックがあります。
CA125検査ってどんな検査?
子宮内膜症に限らずなにかの診察をするときに血液検査をよくすると思います。「内臓の検査なのになぜ血液検査?」と思われるかもしれませんが、血液は実は健康状態の情報の宝庫です。
血液を調べるだけで何の病気の可能性があるかがわかります。
例えば、血液の中のヘモグロビンの量を調べると、貧血かどうかが分かります。LDLコレステロールが高いと肝臓が病気かどうかがわかります。
CA125もその血液検査の中の1つの項目で「腫瘍マーカー」と呼ばれており、悪性の腫瘍かどうかを調べる項目です。
この項目が上昇すると子宮内膜症を始め卵巣がんなど可能性があると診断されます。
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CA125で子宮内膜症の診断ができるの?
CA125は子宮内膜症やチョコレートのう胞の時に、異常値が出るのですが、腹膜炎や胸膜炎、肝硬変などでも値が高くなります。
子宮内膜症の時だけ高値になるわけではないので、この検査だけで子宮内膜症があると断定まですることはできません。
また、子宮内膜症でも、範囲の狭い子宮内膜症の時は、異常値がでない場合もありますので、あくまでも断定まではできません。詳細な検査に行くためのステップとして捉え、この値だけで一喜一憂することはありません。
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子宮内膜症の診断の過程で実施したCA125検査は保険がきく
腫瘍マーカーは、その名の通り悪性腫瘍、わかりやすく言えばがんの可能性がある方であるという事が強く疑われる時に限り、保険が適用されることになっております。
しかし、子宮内膜症については、診断や治療効果を確かめるために実施したCA125については保険がきくことになっています。保険がきくため、高い検査費用を支払わなくても良い検査項目です。
健康診断でCA125の検査ができる
健康診断の中でも、オプションでCA125の検査をする事ができます。その場合は、自費で検査費用を支払いますが、検査費用は3,000円〜4,000円くらいです。
それほどの負担ではないので心配な方はこういう機会をうまく使って検査してみてください。
こちらに自宅で子宮内膜症の治療ができる方法もあります。
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