
お腹を切るの?痛いの?傷跡は?気になる子宮内膜症の手術について解説!
子宮内膜症の治療法は薬による治療と手術によるものと2つあります。それぞれにメリット・デメリットがありますが、「子宮」「手術」というキーワード聞くと、お腹を切るという怖いイメージがあると思います。
痛いのかな?傷跡は残るのかな?とか女性ならではの疑問もあるかと思います。そこで子宮内膜症の手術の現状をご紹介します。
1)必ず手術しなければならないの?
答えはノーです。子宮内膜症の状態や、患者さんの年齢や状況、希望などから医師と相談した上で手術が必要かどうか決まります。
子宮内膜症の初期の治療では薬での治療が選択されます。しかし、薬での治療ではどうしても症状や状態が緩和されない場合に初めて手術が検討されます。
またチョコレートのう胞などを合併する場合や、妊娠を強く希望する場合には、手術が選択されることがありますが、最初からいきなり手術をしましょうと言われる事は、ほとんどないので安心してください。
子宮内膜症の手術のギモン!どんな手術?費用やおすすめの病院は?
2)手術ってお腹を切るの?
これも答えはノーです。最近はお腹を切る開腹手術ではなく、腹腔鏡という内視鏡カメラ(胃カメラのようなもの)を腹腔に挿入し、カメラに写る画像を見ながら病気の部分を切除したり焼いたりする方法がポピュラーです。
従来の開腹手術に比べて、患者さんの負担が少ないし術後の回復も早いため、ほとんどはこの方法が選択されます。
開腹手術をしなければならないのは、子宮内膜症の状態が悪く広範囲に切除しなければならない場合や、患者さんの希望で子宮や卵巣を摘出する場合に選択されます。
腹腔鏡手術とは
おヘソから腹腔鏡という器具を挿入し、腹腔内をテレビで確認しながら、お腹に開けた2〜4箇所の小さな穴から専用の器具を入れて病巣を切除したり焼灼する方法です。
傷が小さいため体への負担も軽く、手術後も回復が早いという利点がありますが、小さな器具でテレビモニターを通して病巣を確認し処置をするため、熟練を要するため術者の技術によるところが大きい手術と言えます。
開腹手術とは
全身麻酔をして眠っている間にお腹を切開して、病巣を直接露出してで切除していきます。直接術者の目で悪い部分を見て切除できる利点があります。
腹腔鏡に比べ傷も大きいため、術後の回復は腹腔鏡手術に比べ長くかかります。
子宮内膜症の手術のギモン!どんな手術?費用やおすすめの病院は?
3)どこでも腹腔鏡手術ができるの?
1990年頃から導入された方法で、現在はほとんどどこの病院でも腹腔鏡手術ができます。
詳細は各医療機関のホームページに掲載されているため、インターネットを使って事前に調べる事ができます。
また、年間の手術件数なども確認する事ができるため、熟練度はある程度その病院での実施件数で推測する事ができます。
【人気記事】子宮内膜症の名医とされる医者と病院をまとめてみました
最後に
いかがでしたでしょうか。手術について説明しましたが、実際に手術が必要かどうか、腹腔鏡手術が可能かどうかはみなさんの状態や希望によって異なります。
腹腔鏡手術を希望していても、できない可能性もありますので詳しくは受診先の医師と相談してください。
また、どちらの方法も傷の大きさの違いはありますが、麻酔をして切開するので手術中の痛みはありません。
こちらに自宅で子宮内膜症の治療ができる方法もあります。
子宮内膜症・卵巣のう腫を自宅で改善!!◆10年間苦しんできた生理痛が10日であっさり痛みがでなくなった人気の方法◆