
子宮内膜症の方の5割は不妊症も合併!子宮内膜症と妊娠の関係とは
子宮内膜症は生理が始まった思春期から閉経するまでの女性のおよそ1割程度に発生していると言われています。
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また、その子宮内膜症の5割くらい人は、不妊症でもあると言われています。なぜ子宮内膜症の人の5割に不妊が合併するのでしょうか。ここでは子宮内膜症はどう不妊と関係があるのかご紹介します。
1)子宮内膜症によって卵巣や卵管に障害が起こる
子宮内膜症が進行し、卵巣にチョコレートのう腫や腹腔内に子宮内膜症ができてしまうと、腹腔の中で、それぞれの臓器同士が癒着(ゆちゃく)してしまい、通常の位置から卵巣や卵管がズレてしまいます。
そうなると、卵巣から卵が放出されても卵管へ取り込まれなくなったり、取り込まれても、卵管が性状な位置にないため子宮への移動ができなかったりする事で、卵が子宮までたどりつかず不妊となります。
また子宮内膜症の方は、排卵の障害や卵胞の発育の異常があり不妊になる可能性も指摘されています。
2)子宮内膜症と免疫異常
子宮内膜症と免疫異常に関連があるのではないかという事も言われています。
免疫に異常があると、受精卵が子宮の中で着床しにくいことから、不妊の原因になっているのではないかとも考えられています。
3)子宮内膜症による腹水の影響
子宮内膜症は慢性的に炎症を起こしています。腹腔の中で炎症がおこると腹水が貯まります。
この腹水が貯まることにより、卵管への取り込みをしにくくしたり、精子の機能を障害したり、受精卵の成長を阻害したりしている事が考えられています。
4)子宮内膜の異常
子宮内膜症のために、子宮内膜に影響がでて、着床障害が起こっているのではないかと言われています。
はっきりとした事はまだ解明されていませんが、子宮内膜の機能低下も不妊の一つの原因ではないかと考えられています。
最後に
以上のように、子宮内膜症と不妊は密接に関係しているのではないかと考えられています。特に将来、妊娠を希望する女性は、子宮内膜症を適切に治療しておく必要があると言えます。
妊娠に直面していない独身女性であっても、子宮内膜症のような症状があれば医師に相談するなど必要ではないでしょうか。
また、子宮内膜症を予防する意味でも、独身女性に低用量ピルでの避妊を勧める医師もいます。将来の事を考え、避妊の選択肢の1つとして低用量ピルを選ぶのもありかもしれないですね。
こちらに自宅で子宮内膜症の治療ができる方法もあります。
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